熱くなった人間関係は、
クールに解決すべし
「A」の機能を働かせて、人間関係のわだかまりを回避しよう |
たとえば、映画『男はつらいよ』では、毎回、トラブルメーカーの寅さんが登場すると、おいちゃんが怒鳴り、おばちゃんが泣き、櫻がオロオロし、タコ社長がかき回して、家庭内の雰囲気がめちゃくちゃになってしまいます。
そこで、読書家の博が偉い人の言葉を引用したり、また櫻が御前様に相談することによって、みんなが納得し、問題が鎮静化していきます。これらは、【A】成人(Adult)の機能がうまく働いている例です。
今ある人間関係のいざこざも、最初のページにある【A】成人(Adult)の機能を働かせることによって、解決しやすくなります。
今ある人間関係に、そのキャラクターが実在していなくてもいいのです。自分自身が【A】成人(Adult)の機能を意識し、熱くなった、または冷え切った問題を冷静に現実的に見つめてみましょう。すると、自ずとこのいざこざに必要な対処や解決策が見つかってくるはずです。
ぜひ、身近な人間関係で試してみてください。人付き合いが、もっと楽になるでしょう。