今回は、発熱より悪寒がひどく、ツーとした鼻水がでる、とくに冬場に多くなる「寒タイプ」にいい温熱性の代表的な漢方食材3つと、それを用いたカンタンレシピをご紹介します!
風邪のゾクゾクを退治! 体を温める「ショウガ」
生姜は乾燥すればするほど、発汗力より身体を温める作用のほうが、高くなります |
また、吐き気止めにもよく使用され、つわりの症状を緩和させたりします。同様に、生姜の絞り汁も嘔吐にいいですよ。
このほか、薬や魚・貝などによる解毒作用もあります。これは刺身と一緒に食べる日本人の知恵とリンクしていますね。なお皮にも薬効があるので、清潔なものが手に入ればたわしでこすって、ぜひ皮ごと一緒に頂いてください。
痰を取って、悪い気発散! 強い殺菌力の「ネギ」
根っこ近くに薬効が。葉には栄養成分がいっぱい! |
また、下痢や寒さによる腹痛にいいとされます。ショウガは強い発汗力、ネギは痛みや内臓によいと覚えてもいいですね。そうそう、ネギ独特の香り成分も忘れてはなりません。ネギに含まれる揮発油には、強い殺菌力があるので、かぜ予防にはうってつけなのです。
なお、関西方面では葉の部分のほうを食べる葉ネギが多いようですが、実は緑の葉の部分は栄養が満点です。カロチンをはじめビタミンC、Bやミネラル分もあります。日本でも昔から食べられていたネギ、端から端まで有効的に使いたい食材ですね。
では 次のページで冷え症にもいいアノ食材や、お待ちかねの漢方レシピをご紹介します!