今回はそのニュースをわかりやすくご紹介します。
女性はコーヒーで大腸がん予防!?
女性限定!大腸がん予防のコーヒー? |
結論から言うと、女性では、コーヒーを一日3杯以上飲む人は、コーヒーをほぼ飲まない人に比べて「進行した結腸がん」になるリスクが約半分に低下するとの調査結果になりました。
つまり、大腸がんのなかでも一部のがんの話ですが、「コーヒーにがん予防効果があるかも!」ということです。
ちなみに参考まですが、大腸は、大腸は肛門に近い部分=「直腸」とそれより上の部分=「結腸」に分けることができます。今回話題になっているのは結腸がんのほうです。また、さらに詳しい話になりますが、この調査は結腸がんの中でも「進行した結腸がん」に限っています。「進行した」というのは、がんが大腸の粘膜(表面)からどのくらい深くまで及んでいるかの程度の問題で、かなり深くまで及んでいたということを意味します。
コーヒーだけではなく、緑茶でも調べてみたところ、緑茶ではこういった結果はでなかったそうです。
その理由を教えて!
実はそのメカ二ズムはまだよくわかっていないのです。でも、コーヒーにはいろいろな良い作用があるといわれています。
例えば、発がんに関係すると言われている、腸内の胆汁酸や中性ステロールの濃度が抑えられることが一因と考えられます。(胆汁酸は脂肪の消化、吸収に働く胆汁の一成分なのですが、多すぎると腸の中で最近に分解され、発がん物質になるという説があります)
また、抗酸化作用をもつクロロゲン酸がコーヒーに含まれるのはよく知られていますが、ヘテロサイクリックアミンなどの発がん物質に対抗する作用を持つ成分もあるとのことです。 抗酸化作用について詳しくはこちら。最近の健康食品のキーワードは何?~『抗酸化作用』 活性酸素、抗酸化作用って何?
コーヒーの作用について詳しくはこちらコーヒーの効能あれこれ
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