実は、日本よりもひと足早くガン死亡者の増加が深刻化していたアメリカでは、食べ物と健康の研究が進んでおり、1990年アメリカの国立がん研究所で「デザイナーフーズ計画」が発表されました。この計画では、長年の疫学的研究データに基づいたがん予防に効果のある食品(主に野菜や果物)をピラミッドの表にまとめています。これらの食べ物が「デザイナーフーズ」と言われてすます。
アメリカ国立ガン研究所「デザイナーフーズ」より引用 |
日本人に馴染みのある食品を抜粋 |
ここに紹介したものは、日本人とっても馴染みの深い食べ物を中心にまとめたものです。上部にあるものほど、ガン抑制効果が高いそうです。
たとえば、トップに位置するにんにくには、イオン化合物、大豆にはイソフラボンなど、これらの食品の多くに、抗酸化作用のある成分が含まれています。この成分が、活性酸素などによるDNA(遺伝子)の損傷を防いでがんを抑制することが明らかになっているのです。
このデザイナーフーズにあげられた食品は、ガン予防以外にも免疫力を高めたり、生活習慣病を防ぐ作用もあり、毎日食べたい食品です。ぜひご参考に。
■関連リンク
「デザイナーフーズ」(食品科学広報センターより)