テキストボックスは場所を選ばない文字の箱
Wordには「テキストボックス」という機能が用意されています。これは文字どおり「文字(テキスト)の箱(ボックス)」です。文書中の自由な位置に箱を作り、文章を入力することができます。文書中にコラムを作ったり、雑誌や新聞のような複雑なレイアウトを実現したりしたいときはとても重宝します。年賀状や暑中見舞いを作るときも便利です。これまでも、いくつかの記事でテキストボックスを扱ってきましたが、テキストボックスを正面から取り上げた記事は、ありませんでした。そこで今回は、テキストボックスそのものを扱ってみます。といっても、テキストボックスにはさまざまな機能が用意されていますので、本記事では最も基本的なトピックとして、次の4つに絞って紹介します。
テキストボックスを作る(Word 2003)
まずは、Word 2003でテキストボックスを作成する手順から紹介します。1.[挿入]→[テキストボックス]→[横書き]を選択します。なお、縦書きのテキストボックスを作る場合は、[挿入]→[テキストボックス]→[縦書き]を選択してください。
[挿入]→[テキストボックス]→[横書き]を選択します。なお、縦書きのテキストボックスを作る場合は、[挿入]→[テキストボックス]→[縦書き]を選択してください |
2.描画キャンバスが挿入されたら、[Delete]キーを押して削除します。
描画キャンバスが挿入されたら、[Delete]キーを押して削除します |
3.マウスをドラッグしてテキストボックスを作成します。
マウスをドラッグしてテキストボックスを作成します |
4.テキストボックスが作成されて、内部でカーソルが点滅する状態になります。もちろん、文字を入力できます。
テキストボックスが作成されて、内部でカーソルが点滅する状態になります。もちろん、文字を入力できます |
手順2のように、Word 2003の初期設定ではテキストボックスを作る際に描画キャンバスが自動的に挿入されます。描画キャンバス上に作成してもよいのですが、描画キャンバスはあまり使い勝手がよくないので、通常は削除することをおすすめします。
なお、テキストボックスを作成する際、描画キャンバスが挿入されないように設定を変更することも可能です。設定方法は描画キャンバスが挿入されないようにするを参照してください。
>テキストボックスを作る(Word 2007)