この機能を積極的に利用してみよう
前回と同様、今回の機能も一種の「おせっかい機能」と言えなくはありません。「自動的に置き換える」と表現すると何だかインテリジェントなイメージですが、別の言い方をすれば「勝手に置き換える」わけですから、知らなかったユーザーからしてみると「聞いてないよ~」となるわけです。「よけいなことはしなくていい」と思えば、前述の方法で機能を無効にしてしまいましょう。しかし、いったんどういう置き換えが行われるかがわかってしまえば、それを積極的に利用することも可能です。
じつは、この機能を使うと、入力する文字と置き換える文字を新たに登録することもできるのです。ここでは、次のような置き換えを登録する操作を紹介します。
入力する文字 | 自動的に置き換わる記号 |
TEL |
このような置き換えができるようにしてみましょう。 |
1. 電話のマークを文書中に挿入するため、[挿入]→[記号と特殊文字]を選択して[記号と特殊文字]ダイアログボックスを開きます。
[挿入]→[記号と特殊文字]を選択して[記号と特殊文字]ダイアログボックスを開きます。 |
2. [記号と特殊文字]タブの[フォント]で「Wingdings」を選択します。
3. 電話のマークを見つけたら、クリックして選択します。
4. [挿入]ボタンをクリックして文書中に挿入します。
5. [閉じる]ボタンをクリックして[記号と特殊文字]ダイアログボックスを閉じます。
[フォント]で「Wingdings」を選択し、電話のマークを挿入します。 |
6. 挿入した電話のマークを選択します。選択するときは、電話のマークだけが選択されるようにし、改行マークが含まれないようにしましょう。
7. [ツール]→[オートコレクトのオプション]を選択します。[オートコレクト]ダイアログボックスの[オートコレクト]タブが表示されます。
電話のマークを選択したら、[ツール]→[オートコレクトのオプション]を選択します。 |
8. [修正文字列]に半角で「tel」と入力します。
9. 右側の欄には電話のマークが表示され、[書式付き]がオンになっていることを確認します。[書式なし]になっているとマークが正しく表示されないので注意してください。
10. [追加]ボタンをクリックします。
[修正文字列]に半角で「tel」と入力して[追加]ボタンをクリックします。 |
11. 下の一覧に「tel」と電話マークが登録されたら[OK]ボタンをクリックします。
下の一覧に「tel」と電話マークが登録されたら[OK]ボタンをクリックします。 |
以上で登録完了です。次に登録した文字を実際に入力してみましょう。
>登録した文字を入力してみよう