2つの方法をうまく活用して文書の安全を保とう
Word文書にパスワードをかけるで紹介したのは、パスワードを知っている人たけが読める文書の作り方でした。つまり、内容そのものの機密性が高く、第三者に見られると困る文書に対して有効な方法です。ただし、パスワードを入力すれば、読み込んで編集することはできますから、次の表のようになります。
読み込み | 書き換え |
読込パスワードを知っている人のみ | 読込パスワードを知っている人のみ |
Word文書にパスワードをかけるで解説した文書の特徴。読込パスワードを知っている人は読み込みと書き換えができます。 |
これに対し、今回紹介したのは、内容は誰に見られても問題ないものの、勝手に書き換えられると困る文書に対して有効な方法です。つまり、次のようになります。
読み込み | 書き換え |
誰でも可能 | 書換パスワードを知っている人のみ |
今回、解説した文書の特徴。誰でも読み込めますが、変更できるのは書換パスワードを知っている人だけです。 |
ということは、2つの設定を組み合わせれば、次のような文書も作成できることになります。
読み込み | 書き換え |
読込パスワードを知っている人のみ | 書換パスワードを知っている人のみ |
読み込めるのは読込パスワードを知っている人のみで、書き換えができるのはその中で書換パスワードを知っている人のみです。最も機密性の高い文書に適した設定と言えます。 |
これは、読み込めるのは読込パスワードを知っている人だけで、書き換えができるのは、(読み込める人の中で)書換パスワードを知っている人のみ、という文書です。「内容も機密」「勝手に書き換えられるのも困る」という文書に対しては、この2つの設定をすれば、より安全性が高くなることがおわかりいただけると思います。
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