ワード(Word)の使い方/便利な機能・トラブル対策

パスワードがないと変更できないワード文書を作る(2ページ目)

パスワードがないと変更できない文書の作り方を紹介します。内容は見てもらいたいけれど、変更されるのは困るという文書を作りたいとき便利です。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

2つの方法をうまく活用して文書の安全を保とう

Word文書にパスワードをかけるで紹介したのは、パスワードを知っている人たけが読める文書の作り方でした。つまり、内容そのものの機密性が高く、第三者に見られると困る文書に対して有効な方法です。

ただし、パスワードを入力すれば、読み込んで編集することはできますから、次の表のようになります。

読み込み 書き換え
読込パスワードを知っている人のみ 読込パスワードを知っている人のみ
 
Word文書にパスワードをかけるで解説した文書の特徴。読込パスワードを知っている人は読み込みと書き換えができます。

これに対し、今回紹介したのは、内容は誰に見られても問題ないものの、勝手に書き換えられると困る文書に対して有効な方法です。つまり、次のようになります。

読み込み 書き換え
誰でも可能 書換パスワードを知っている人のみ
 
今回、解説した文書の特徴。誰でも読み込めますが、変更できるのは書換パスワードを知っている人だけです。

ということは、2つの設定を組み合わせれば、次のような文書も作成できることになります。

読み込み 書き換え
読込パスワードを知っている人のみ 書換パスワードを知っている人のみ
 
読み込めるのは読込パスワードを知っている人のみで、書き換えができるのはその中で書換パスワードを知っている人のみです。最も機密性の高い文書に適した設定と言えます。

これは、読み込めるのは読込パスワードを知っている人だけで、書き換えができるのは、(読み込める人の中で)書換パスワードを知っている人のみ、という文書です。「内容も機密」「勝手に書き換えられるのも困る」という文書に対しては、この2つの設定をすれば、より安全性が高くなることがおわかりいただけると思います。

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