使う用紙の大きさに合わせて印刷する
「会議用の資料をA4サイズで作ったのに、いざ印刷しようとしたらA4用紙が切れていた!」という経験はないでしょうか? しかも、会議まであと10分!こんなときは、別サイズの用紙に拡大/縮小して印刷することをおすすめします。たとえばB5の用紙しかないなら、A4の文書をB5サイズに自動的に縮小して印刷するのです。縮小率はWordが自動的に判断しますので、あなたは印刷に使用する用紙サイズを指定するだけでOKです。設定項目は、[印刷]ダイアログボックスの[用紙サイズの指定]です。
「紙がない!」というときは、この機能を思い出してください。ただし、すべての紙が切れていたらお手上げなので、念のため。
[用紙サイズの指定]で用紙を指定すると、その用紙に合わせて文書が自動的に拡大/縮小して印刷されます。 |
印刷の順番を逆にする
プリンタによっては、1ページ目が印刷され、その印字面の上に2ページ目が排出され、2ページ目の印字面の上に3ページ目が排出され……となります。この場合、すべて印刷し終えてから、ページを順番に並べ替える必要があります。中には、「並べ替えるの面倒だぁ~!」と思いながら、「仕方ないな」とあきらめていた方がいるかもしれません。解決策はあります。[印刷]ダイアログボックスで[オプション]ボタンをクリックし、表示されたダイアログボックスで[印刷順序を逆にする]をチェックして、[OK]をクリックしてください。これで、最終ページから印刷され、その印字面の上に1つ前のページが印刷され、その印字面の上に……と印刷され、並べ替える手間が不要になります。
[印刷]ダイアログボックスで[オプション]ボタンをクリックすると、このダイアログボックスが表示されます。[印刷順序を逆にする]をチェックすると、最終ページから印刷され、並べ替える手間が不要になります。 |
プリンタのプロパティを設定する
[印刷]ダイアログボックスの[プリンタ名]の横には、[プロパティ]ボタンがあります。クリックするとプロパティのダイアログボックスが開き、さまざまな設定ができます。まず、覚えておかなければならないことは、[プロパティ]ボタンで表示されるダイアログボックスはプリンタによって異なるということです。プリンタを購入すると、プリンタドライバというプリンタを制御するソフトウェアをインストールします。多くのプリンタでは、コンピュータに接続すると自動的に必要なプリンタドライバがインストールされます(手動でインストールする必要がある場合もあります)。
[プロパティ]ボタンで表示されるダイアログボックスは、このプリンタドライバによって異なるのです。したがって、[プロパティ]ボタンで表示されるダイアログボックスについての問い合わせは、そのプリンタドライバを開発したプリンターメーカーに行う必要があります。
表示されるダイアログボックスでできることは、さまざまです。中には、Wordだけではできない印刷ができる場合もありますので、ぜひ[プロパティ]ボタンをクリックして確かめてみてください。
筆者は2台のプリンタを使い分けています。これはその1台、キヤノンの「BJ S630」とういう機種のプロパティのダイアログボックスです。 |
こちらはキヤノンの「MP170」という機種のプロパティのダイアログボックスです。同じキヤノン製品ですが、ダイアログボックスの内容が異なっていることが分かると思います。 |