「履歴」とは?
Wordの[ファイル]メニューを開いたら、メニューの下の方([終了]コマンドの上)に、「1 ~」「2 ~」「3 ~」……と表示されている箇所があります。これが「履歴」です。これは、あなたが以前、Wordに読み込んだ文書ファイルです。上に表示されているほど新しい履歴です。たとえば、昨日、「報告書doc」という文書ファイルを編集し、保存したあとWordを終了したのなら、今日、Wordを起動すると、履歴のいちばん上に「報告書doc」が表示されることになるわけです。
[ファイル]メニューに読み込んだ文書ファイルの履歴が表示されます。上にあるほど新しい(最近読み込んだ)文書ファイルです。 |
もちろん、選択すればその文書ファイルが読み込まれます。最近、編集した文書をもう一度編集するなら、履歴から選択するのが、最も手っ取り早い方法なのです。
ただし、初期設定では、履歴は4つまでしか表示されません。もっと多く表示されれば便利なはずです。Word 2003では、履歴の数は最大9つにまで増やすことができます(Word 2007は最大50個)。
文書ファイルの履歴数を増やそう
では、履歴の数を最大の9つにまで増やしてみましょう。1. [ツール]→[オプション]を選択して[オプション]ダイアログボックスを開きます。
[ツール]→[オプション]を選択して[オプション]ダイアログボックスを開きます。 |
2. [全般]タブに切り替えます。
3. [最近使ったファイルの一覧]で「9」を指定します。
4. [OK]ボタンをクリックします。
[全般]タブに切り替え、[最近使ったファイルの一覧]で「9」を指定して[OK]ボタンをクリックします。 |
設定は以上です。ただし、[ファイル]メニューを開いても、すぐに履歴が9つ表示されるわけではありません。設定以降、Wordに文書ファイルを読み込めば、それが最大9つまで保存されるようになります。
[最近使ったファイルの一覧]を「9」に変更すると、以降に読み込んだ文書ファイルが最大9つまで履歴に保存されるようになります。 |
>Word 2007でも履歴は使える