段落スタイルを活用して楽をしよう
ここまで見てきたように、「段落スタイル」の最大のメリットは"楽ができる"ことにつきると思います。特に、ページ数の多い文書になればなるほど、段落スタイルを知っている人と知らない人で大きな差が出るでしょう。ぜひ、段落スタイルを活用して"楽"をしてください。コラム 内容とデザインの切り分け
ブログのデザインをカスタマイズしたことのある方なら、「スタイルシート(CSS)」をご存じだと思います。スタイルシートを変更すると、ブログの見た目をさまざまに変更することができます。このようなことが可能なのは、文書の内容とデザイン(見た目)がしっかり分離されているからです。通常、ブログで投稿した記事はXHTMLという言語によって記録され、デザインはスタイルシート(CSS)によって記録されます。XHTMLとCSSは、次のようにしっかりと役割分担しているのです。
内容……XHTML デザイン……スタイルシート(CSS)
役割を厳密に分けているため、スタイルシートを変更するだけで、内容はまったく同じで見た目だけが異なるページを表示できるのです。
じつは、Wordの文書と段落スタイルにも似た関係があります。段落スタイルの役割は、デザインを担当するスタイルシートに相当します。見出しの見た目は段落スタイルによって決まりますから、段落スタイルを変更するだけで、文字はまったく同じで、見出しの見た目だけがガラリと変わります。
一見、まったく無関係に思えるWordとブログですが、文書を効率的に表示・管理するという点では、じつは似たような仕組みを持っているのです。