ゲームファンが待ちに待った任天堂の次世代ゲーム機Wiiが、遂に発売されました。Wiiは果たして、PS3やXboxなど次世代ゲーム機戦争に勝利して爆発的なヒットを記録するのでしょうか? 最新のマーケティング戦略であるブルーオーシャン戦略の観点から分析してみると、意外な事実が明らかに……。

発売後滑り出し好調の任天堂Wii

12月2日、任天堂が満を持して開発した次世代ゲーム機「Wii」が市場に投入されました。11月に発売されたソニーの次世代ゲーム機PS3は、基幹部品の調達が間に合わず10万台弱しか出荷できなかった影響から、多くの店舗に購入希望者が押しよせパニックに陥ったようです。Wiiの場合は、初回出荷が40万台と比較的多くの台数が用意され、PS3の時のような店頭での混乱も見られなかったようです。

都心の多くの家電量販では、PS3販売時の混乱を教訓に前日から整理券を配るなどの対応を行い、発売日前日に事実上完売した店舗も続出したとのニュースも流れました。これでWiiは、発売後2日間でほぼ40万台を売り切るという好調なスタートを切ったことになります。

Wiiってどんなゲーム機?

任天堂の次世代ゲーム機「Wii」とは、どのようなゲーム機なのでしょうか? ゲーム機本体としては、PS3のように高度なグラフィック処理ができる新開発の高性能プロセッサや次世代の記録媒体であるブルーレイディスクなど、最新鋭の技術を満載しているというわけではありません。

PS3が究極の技術を追求しているとするならば、Wiiはゲームが本来持つ究極の楽しさを追求していると言うことができるのではないでしょうか。その特徴はWiiのコントローラーに現れています。Wiiのコントローラーはテレビのリモコンのような形状で、このリモコンを振ることにより操作ができるようになっているのです。

たとえば、テニスゲームなどはリモコンを手に、実際にテニスをするような動作を行うと、ゲームの中のキャラクターもその動作にあわせて動くという仕組みです。これまで、ゲームをするには複雑なボタン操作を憶えなければいけませんでした。ところが、Wiiの新しいタイプのコントローラーを使えば直感的な動きでゲームを進めることができるようになり、ゲーム本来の単純な楽しさを堪能することが可能になったというわけです。