プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

プレゼンでダラダラトークをしない秘訣(2ページ目)

「いやぁ、いるよね。そういう話の長い人って」とついつい他人事のように考えてしまいがち。でも、意外と他人事ではないのです。「ついつい、無意味に話しすぎてしまう」そんなダラダラトークはどうすれば治るのでしょうか? そんなポイントを解説します。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

ダラダラトークを避ける3つの方法

ダラダラトークにしないためには、相手の反応を敏感に察知すること

ダラダラトークにしないためには、相手の反応を敏感に察知すること

「じゃあ、結局どうしたらいいんだ?」 と、思うかもしれませんね。そうなんですよ。迷ってしまうんです。一律の答えがあれば、それに従えばよいのですが、そうではない。そこで、私が提案するのは、以下の3つのポイントです。

1.聞き手の反応を常に意識する
「この人の話、ちょっと長すぎだな~」と聞き手が思ったら、何らかの形でそれは表面に出ます。たとえば、よそ見が多くなったり、表情が若干曇ったり、あげくの果てには手遊びを始めたり。

聞き手の反応に鈍感な人は、そうしたことに気付かずに話し続けてしまいます。『ドラえもん』に出てくるジャイアンリサイタルのようなものです。そうならないように、聞き手の反応に注意を向けましょう。

2.SDS法を使って話しましょう
SDS法とは、Summary-Detail-Summaryの頭文字をとったもの。まずサマリー(要約)を話し、次にディティール(詳細)を話す、そのうえで必要ならばサマリーを繰り返す。こういう話し方の順序のことです。ポイントは、まず伝えたいことをサマリーすることですね。

3.いっそのこと、相手に聞いてみる
結局のところ、究極的には、聞き手にしかそのポイントはわかりません。ならば、聞いてみたらよいじゃないですかという提案です。

私の場合、お客さんに商品概要を説明するとき、最初の1/5くらいを話し終わったら「これくらいの詳しさで残りも説明しますが、よろしいですか?」と聞いてみる。そして、お客さんから「はい、お願いします」とか「もう少しハショっていただいて結構ですよ」とか、直接反応を聞きます。

色々と書きましたが、結局は「自分は話しすぎているかもしれない。聞き手は楽しんで聞いてくれているだろうか?」という意識を常に持つことが、一番大切なのではないかと思うのです。
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