プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

プレゼンでダラダラトークをしない秘訣

「いやぁ、いるよね。そういう話の長い人って」とついつい他人事のように考えてしまいがち。でも、意外と他人事ではないのです。「ついつい、無意味に話しすぎてしまう」そんなダラダラトークはどうすれば治るのでしょうか? そんなポイントを解説します。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

「ムダに話が長い……」と思われてはいませんか?

ついつい話しすぎてしまう…ということは、どうすれば避けられるか?
日常の会話の中でも「この人は会話上手だな」と感じさせる人と、「ちょっと、この人は……」と思わせる人がいますよね。その中で、どうにも遠慮したくなるのが、話がムダに長い人。

「いやぁ、いるよね。そういう話の長い人って」とついつい他人事のように考えてしまいがち。でも、意外と他人事ではないのです。よほど無口な人はともかくとして、誰でも気を抜けばダラダラトークをやってしまう可能性は少なからずもっているのです。

ダラダラトークの正体とは?

ダラダラトークという言い方をすると、とても悪いことのように聞こえてしまいますね。表現を変えると、「ムダに詳しすぎる話」という言い方もできるかもしれません。つまり、聞き手が求める以上に話が具体的過ぎるのです。だから、聞いていてうざったく感じてしまう。これが多くの場合のダラダラトークの正体です。

具体的にありありと or ポイントのみをシンプルに

「具体的すぎると、ダラダラトークになるの? でも、具体的であることは大事ですよね」

そのとおりです。私もプレゼンの研修などで「具体性がプレゼン成功における1つのキーです」と伝えています。でも、多くの物事がそうであるように、具体性にも適切なバランスがあるのですよね。足りなければ抽象的過ぎてわかりにくくなり、度を過ぎれば聞くのがめんどくさくなる。とても難しい話です。

じゃあ、どこでバランスをとればよいのでしょうか? 実は、答えはひとつしかないのです。

すべては聞き手次第

具体性と抽象性のバランス、どこでとればよいのか? 答えは、1つしかありません。「聞き手がちょうど良いと感じる点が、そのバランス」なんです。

一概に「ここがそのバランスのポイント!」というポイントはないということ。すべては聞き手次第(ここ大切!)。同じトークをしても、ある人が聞けば心地よく感じるものも、別のある人が聞いたら「もっと簡潔にまとめてほしい!」と思う可能性は十分にあるわけです。

もっと言えば、同じ人でもあるタイミングで聞くときはOKでも、別のタイミングで聞くときはNGなんていうことも。

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