「問い」の共有が組織に与える影響
問いの共有がチームのコミュニケーションを活性化する |
組織やチームで問いが共有されると個人個人で行動を起こすだけでなく、自分の答えの探求や他者の視点を求めて他のメンバーとコミュニケーションを始めます。問いの存在はチーム内のコミュニケーション醸成にも影響を与え、結果としてチームワークや相乗効果ももたらします。
実はリーダーがわざわざ問いを共有しなくても、私たちは無意識にセルフトークをしています。しかし、そのセルフトークのなかには「大丈夫だろうか」「本当だろうか」といった非生産的なものも含まれています。無意識なセルフトークは個人の視点しか反映されないため、どうしても視野の狭い限定的な思考になってしまいます。
リーダーから共有される問いは、こうした非生産的なセルフトークを追い出しメンバーの未来志向の視点を引き出したり、メンバーの視点を広げます。さらに、問いの共有はチームの方向づけにもなるのです。