コーチング/信頼関係作り

会話が少ない部下と信頼関係を築くには(3ページ目)

「承認」は、部下のパフォーマンスをあげる有効なスキルです。会話が少ない部下や話す機会が多い部下など、相手との関係性に応じて承認のパターンも変わります。ここでは関係性別に承認の方法を紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド


関わりが多く、より関係性を強めたい部下への承認

■みんなの前で意見を求める
その人に対する信頼が高いことを伝える機会となる

■○○さんが言っていたと良い評判を伝える
相手が与えている影響力について積極的に伝える

■役割を与える
一段上の役割を与え、活躍できる場を増やす

■成功談を聞く
「うまくいった要因は何?」と情報を共有させることで一体感を高める

■人に紹介する
「今一番注目株の○○さん」など、後押しするひとことを付け加える

その人を認め、後押していることを示すことが承認となります。その際、プレッシャーにならないよう、日頃から小さい承認を重ねることによってお互いの信頼関係を結ぶことが肝心です。

承認は、毎日の小さなきっかけで行うことが可能です。しかし、その積み重ねはお互いの信頼関係の構築に大きく寄与します。相手との関係性を意識した承認に取り組んでみてください。その視点を持つことによって、あなた自身の相手に対する関心が高まることを実感できると思います。
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