能力開発とは?

専門的なスキルのみならず、基礎的なスキルを固めよう
能力とは行動習慣です。まず新しい行動を始め、習慣化・定着化できた状態を能力といい、能力開発とはこの一連のプロセスに他なりません。まずはスタートすること。継続していけば結果的に能力になるのです。

キャリアを開発する前提として、能力を開発することが必要です。専門的な能力を身に付けることと同様に、基礎的な能力をきちんと確立することも同時に求められるのです。

基礎能力の構成要素

能力には、どのような要素があるか見てみましょう。コンピューターのソフトウェアを例に説明します。ソフトウェアの構造は、大きく2つに分かれます。下に位置する OS(基礎能力)の部分と、上に搭載されるアプリケーション(専門能力)の部分があります。実際に人が利用する部分はアプリで、OSは見えにくい。人間の能力もこのように、OSとアプリケーションで成り立っています。

基礎能力で必要な能力は「概念化能力」です。概念化能力とは、具体的な戦略や行動を絵としてイメージする能力。自分自身の価値観をもとに、ビジョンを描き、そこに辿り着くための道筋、つまり戦略を策定し行動に移す能力です。自律的にキャリアを形成するには欠かせないもので、キャリアデザインをする際に最も注力すべき能力です。

次に必要な能力は、人を巻き込んでいく「人間的な魅力」で、リーダーシップやマネジメント能力と考えて下さい。いくらビジョンや戦略が明確になっていても1人では限界があり、周りの人たちからのサポートが必要。「あの人のためならついて行きたい」「あの人を支援したい」と人に思わせるかどうかが大事です。

それ以外には、情報収集、プレゼンテーション、異文化適応、時間管理能力などが挙げられます。

基礎能力は、どの会社でも適用できる能力です。専門能力は、劇的な技術革新があった際に陳腐化してしまうリスクがあります。コンピュータ言語の変遷などを考えればわかりやすいでしょう。大転職社会と言われる昨今、基礎能力は汎用性あるスキルで普遍的なものですので、陳腐化もしないのです。