キャリアプラン/キャリアアップの方法

人望を得るには?仕事や人間関係で人望を得ている人の7つの習慣

人望を得るには仕事力と同様に人間力も大事です。人望こそが、自分の目指すキャリアップと言っても過言ではありません。では、上司や部下からの人望が厚い人とはどんな特徴があるのか。人望を得るには、どんな努力・習慣が必要かをガイドがご紹介します。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

人望を得るには、どんな努力が必要?

人望を得るには?仕事や人間関係で人望を得ている人の7つの習慣

人望を得るには7つの習慣が大事

自分の目指すキャリアップを図るには、仕事力と同様に人間力も大事です。上司や部下からの人望が厚い人とはどんな特徴があるのか。できる・できた人間になるには、どんな努力が必要かをガイドがご紹介します。
 
<目次>
 

人望や信頼を勝ち取る「技」と「心」

リーダーシップ-人が何でリードしていくかを突き詰めて考えてみると、「技」と「心」があります。

「技」は、卓越した技術・技能を持って、人を惹きつけるということです。職人の世界をイメージして下さい。師匠と弟子との関係です。徒弟関係なので小規模な組織であれば成立しますが、組織が大きくなればなるほど、技よりも心の比重が高まります。

「心」は、優れた人間性を持ち、魅力的な人柄で人を惹きつけるということです。結果的に人身掌握術に長けているので、大きな組織を統率することができます。今回はこのような人望が厚い方の共通点を整理して、皆さんの今後の行動の参考にしてほしいと思います。
 

上司の期待通りの成果を出すには「質問力」

部下は、上司の仕事のアウトソーシング先です。上司の期待通りに仕事を進めるためには、「質問力」が要です。これは、上司の頭の中と部下の頭の中を同じイメージにするということ。上司が求めるアウトプットイメージとギャップがないように、対話を通じてイメージの統一をするのです。

ここが仕事を進めていく上で一番重要なポイントです。ここさえきちんと確認できれば、大きな失敗はありません。相手がどんな上司であれ、このプロセスを軽視してはいけないのです。自分へのリスクヘッジとためにも、十分なコミュニケーションを取ることです。

依頼主である上司も定期的に作業確認をしている限り、安心して作業を委ねられるのです。そういう意味で、仕事をする上でのイロハのイである、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)は極めて重要であることがわかるでしょう。

イメージ通りの仕事をしている限り、上司は部下を信頼し、次の仕事を任すことになります。さらに、イメージを遥かに越えた付加価値の高い仕事をすれば、上司はその部下に対して絶対的な信頼を持つことでしょう。そういう関係になれば、戦力外通告されるということはありません。

逆に、イメージから反れたものや期待外れのものであれば、次の仕事を任されることはないくらいのプロ意識を持つことが必要です。別の新人にレギュラーポジションを奪われるくらいの心構えがほしいものです。
 

人望を得るための7つの習慣

人望はひとつひとつの積み重ねから創られるのです

人望はひとつひとつの積み重ねから創られるのです

  できる人間になるには、リーダーシップ、質問力が必要です。それぞれ、上司や同僚、得意先など、人との協力や対話によって成立します。しかし、いくら技(能力)や質問力があっても、人望がないと人はついてこないのが現実。人望を得るための7つの習慣を紹介します。

1.挨拶をきちんとしよう
朝晩、大きな声で「おはようございます!」(始業時)、「お疲れさまでした!」(終業時)と挨拶をすることです。このような基本的な所作ができない方も増えていますので、好印象が得られるはずです。

2.約束をきちんと守ろう(時間・納期、品質など)
当たり前のことを当たり前にできるかということです。約束された締切や納期をきちんと守ることです。予期せぬ事が生じて、万一遅れそうな場合、その時点で連絡をして事前承諾をいただくことも必要です。遅れてしまってはプロとして失格です。

品質については前頁に掲げた通り、きちんと対話をすることでイメージギャップをつくらないことに尽きるでしょう。余裕があれば、要望+α、付加価値をつけ「アッ!」と言わせるような提示ができれば、心を掴むことができるのです。目的意識を持った経験の積み重ねこそが品質アップの近道です。

3.明るい、笑顔が絶えないように
暗い人よりも明るい人に人は寄って来ます。笑顔と感謝の気持ちを持って、人と接することです。朝の洗面時など、鏡の前でどんな表情がいいかを確認すると良いでしょう。

4.人の陰口を言わない、自責主義を貫こう
人の陰口を言うことは結局のところ、自分の首を絞めることになると肝に銘じましょう。お酒の席などで多々見られますが、満足のいく状態に置かれている方は決してそのようなことはしません。つまり、自分が満足のいく状況になるための地道な努力こそが必要であると気づくことが何よりも重要です。

5.私利私欲ではなく、組織やチームのために犠牲的精神を持とう
他人のために何ができるかという視点を持っていないと人はついてきません。いくら技能的に優秀な方でも、人がついてこない方は山ほどいます。個人主義ではなく、利他の精神を持って取り組んでいくと、自然と人がついてくるでしょう。自分の評価のみならず、組織の評価を第一に考えてはいかがでしょう。

6.自分の行動規範が明確で、軸ブレしないように
腰が低く、軸がしっかりしている方は安定感があり信頼があります。そのためには自分の行動規範である、理念や価値観、大切にしたいものや譲れないものを明確化する必要があるでしょう。軸がブレないと頼れますね。

7.周りがワクワクするような魅力的で明確なビジョンを持とう
魅力的な人にはやはり高邁な志、ビジョンをきちんと持っている方が圧倒的に多いものです。魅力あるビジョンを語り続けていくことで気がついてみると、同じ方向を歩いている人が多くなっていることに気がつくはずです。ビジョンや志は能力やキャリアを開発する上での原動力となります。

以上、ガイドがお薦めする「人望を得るための7つの習慣」です。当たり前で簡単なことばかりです。是非とも明日からの行動に役立てて下さい。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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