キャリアプラン/キャリアアップの方法

自己啓発をする前に気をつけたい5つの視点

キャリアを創るには、能力開発を主体的に行うことが求められます。就業時間外の自己啓発活動は、自己の市場価値を高めるためには欠かすことができません。自己啓発をする上でのキーワードを提示します。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

キャリアを創るには、能力開発を主体的に行うことが求められます。就業時間外の自己啓発活動は、自己の市場価値を高めるためには欠かすことができません。以下、ビジネスパーソンとして今後を勝ち抜くために重要な5つのキーワードを中心に、自己啓発を考えてみたらいかがでしょう?

世代や職種を超えた関わり「ダイバーシティー(多様性)」

国籍、世代、仕事を越えて、色々な方と接することで人間は進化する!
ダイバーシティー(多様性)とは、異文化との適応と考えて下さい。狭義であれば、諸外国人とのコミュニケーション能力ですが、広義では世代や会社や仕事を越えた交わりも含まれるでしょう。

「進化とは異質との交わりである」と言われるように、この言葉に集約されます。自分をより高めるためには同質ではなく、意識して異質の方々と交わることが重要。同質とは同じ属性にいる人々、例えば、会社や業界、性格もあるでしょう。異質とは他の業界や職種、性格が異なる人々をイメージして下さい。

仕事が忙しく、お付き合いがマンネリ化していないでしょうか? 会社の上司や同僚、後輩と顔を合わせるだけでは、新しい発想も生まれにくくなります。リフレッシュを兼ねて、色々な方と接する時間を創るようにしましょう。

色々な人が集う会合への定期的な参加は有効です。異業種交流的な会合であれば、どんなものでもいいでしょう。できるだけ参加される人々が異質なこと、年齢、性別、国籍、会社、業界、職種など、基本的にバラバラである方が刺激になります。

月1回、忙しい人であれば、3ヵ月に1回程度定期的に顔を合わせる会合がよいですね。言わば「他流試合」です。井の中の蛙では、これからの時代は通用しません。自分のレベルを知るためにも、大海原に身を投じてよい意味で己のアホさ加減を知ることが、自己啓発のアクションへと繋がっていきます。
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