キャリアプラン/キャリアプランの書き方

20代のキャリアは失敗と挑戦(3ページ目)

20代は環境要因の把握と、適性・可能性の発見。キャリアプランの設定をする年代です。そのためには、自社環境の把握、将来の環境変化に対応できるコアスキルの習得、市場(オープンマーケット)を意識したキャリアプランの設定、専門分野の基礎づくりが求められます。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


とにかくストレスを感じてしまう

最後に多いのはストレスに関する相談です。デジタル世代とアナログ世代とのコミュニケーションギャップを感じてしまうや、20代は学童期からデジタル機器との親和性が高いなど、上述のコミュニケーションスタイルの違いも影響因かと思いますが、これまでに真剣に叱られたことがないことも免疫力低下の一因のようです。

そもそもストレスは、ギャップがあるときに生じるもの。このギャップとは先の仕事とのイメージと現実とのギャップ、つまり、職務との相性が悪い場合や自分がしたいことと実際にやっていることが合わない場合です。例えば、能力が高い方が実際にしている業務が誰でもできるような単純作業の場合でも感じるものです。

もう1つは人間関係。特に、最も頻繁にコミュニケーションを取り合う上司との相性です。仕事観や仕事の進め方が合わないとストレスを感じるものです。

この場合の解決策として、仕事を変えるか上司を変えるかということになりますが、自分で直ぐに解決できるものではありません。仕事に関しては人間関係が良好であればリクエストすればいいのですが、後者は難しいもの。間違ったリクエストをした場合、致命傷になりかねません。

対応方法としては、捉え方を変えることです。人間関係がよくない状況になった場合、荒さがしをしてしまいがちですが、原点に戻り良い点のみに着目すること。そういう姿勢がなければ円滑な人間関係は築けません。あとは上司が気づくかどうかを待つだけです。

他人に委ねるのではなく、まずは自分から変えるということが重要です。
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