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営業プレゼンで好印象を与える言葉の使い方(2ページ目)

営業活動や商談、企画提案のプレゼンテーションなどの場面では、コミュニケーション力が試されます。「言葉の使い方・5つのポイント」を知っておくと、相手との距離感を縮め、信頼感を与えることができます。

執筆者:塚田 祐子

【その3】敬語を正しく使う

敬語
ビジネスマナーや敬語の使い方は大丈夫ですか?
日本語には、相手を敬う気持ちを表現するために「敬語」があります。敬語を正しく使うことは、ビジネスマナー、営業マナーのイロハになります。自信のないかたは、「ビジネス敬語の常識力テスト!」でセルフチェックしてみてください。

敬語の中には、相手への心遣いを表わす「クッション言葉」というものがあります。相手からの依頼に応えられない時や、反対に相手へ何かお願いをする際に、次のような言葉を入れることで、表現を和らげることができます。

・申し訳ございませんが
・お手数をおかけいたしますが
・恐れ入りますが
・ご面倒をおかけいたしますが
・ご足労をおかけいたしますが など


【その4】会話の中で相手の名前を呼ぶ

相手との距離感を一瞬で縮めるためには、会話の中でできるだけ相手の名前を呼ぶようにします。例えば、初対面であっても、「○○部長は……」と話すと、より親近感を感じてもらえます。ただし、名前や役職名を間違えると逆効果なので、注意しましょう。名刺交換をしたら、名刺はテーブルの上に置いて、確認しながら呼ぶようにします。

初めて会った人の名前を呼ぶのは、最初は抵抗感があると思います。しかし、意識的にやってみることをおススメします。それだけ、名前を呼ばずに話をするのと、名前を呼んで話し掛けるのでは、距離感が違ってきます。

【その5】肯定的な言葉で締めくくる

営業、プレゼン、商談
言葉の使い方で、印象は変わります。
企画提案したり商談の最後は、予算の話になります。ココは重要な場面です。例えば、予算別にA案とB案の2案を用意したとします。OKをもらいたいのは、勿論予算の高いBのプランになります。それでは、次の言い方を比較してみてください。

「B案は、○○を実現する内容ですが、予算はA案より○円高くなります。」
「B案は、A案より○円高くなりますが、ご希望の○○を実現できます。」

予算が高いことは同じであっても、後者の方が、自信があふれ、尚且つ要望を実現するのはB案なんだ、ということがしっかり伝わります。ポイント【その2】と共通しますが、肯定的な言葉で締めくくったことによる効果になります。語尾を、はっきりと発声すると信頼感が増します。


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