そこへの朗報です。今年5月、「新会社法」が施行されて、会社がとても作りやすくなりました。新しい法人形態も増えて、選択の幅も広がっています。そこで、「新会社法」によって、何がどう変わったのか、改正ポイントをまとめました。
新会社法の主な改正点
新会社法による改正点は色々ありますが、法人成りを検討する際に、関わってくる大きな変更点は、次の4つです。・有限会社の新設が不可
・株式会社の最低資本金制度が撤廃
・株式会社を作る手続きが簡略化、取締役1人でもOK
・LLC(合同会社)という会社形態が新設
この改正は、どうして行われたかというと─。
新会社法の施行により、法人化をする際の選択肢が増えています。 |
また、新会社法が目指す究極の目的は、起業しやすい環境を整備することです。そのために、最低資本金制度を撤廃して、事実上1円からの起業を可能にして、LLC(合同会社)という新しい法人形態を創設。手元資金が少なくても、法人企業を作れるようになりました。
※2002年から、最低資本金規制特例制度を使って「1円会社」を設立する場合は、特別な手続きが必要でした。新会社法で、その手続きは不要となっています。
新設された会社形態、LLCとは?昨年スタートしたLLPとは、何が違うのか? 次ページへ続きます>>