話をわかりやすくするために、以下のようなケースを想定して、相場をまとめてみたいと思います。
・企業紹介用のサイト(商品紹介、会社概要など)
・全体で30ページ程度
・1ページあたり、A4×1.5~2.5枚、文字数は800前後
・トップページ以外はスタイルシートを利用
・極端に手のかかるムービー制作や、複雑なCGIを含まない(いわゆる紙芝居Web)
では、なにはともあれ、ページの制作単価(相場)を見てみましょう。
ページ制作料金
TOPページ制作 | 3万円~10万円 |
他ページ制作 | 1万円~5万円/ページ |
これにはページ内で使用する
・画像作成
・テキストライティング
の費用も含まれています。「画像を何点制作するからいくら」という見積りはしません。簡単なFlashやJavaScriptを使用する場合も、最近はプラス料金はとりません(今となっては当たり前)。CGIを使わないような、通称「紙芝居Web」の場合、基本的に「この相場×枚数」がベースの価格となります。ここから、特殊なスキルを要する仕事をした場合、料金を加算していきます。
企画料金・全体進行費用
企画構成料 | 10万円~50万円(ページ全体で30枚程度の場合) |
進行管理費用 | 全体の10%前後 |
ページの構成やコンテンツは誰が考えますか? もし依頼主が考えた構成をそのまま制作するだけであれば、企画構成量は10万円がいいところでしょう。一方、依頼主は希望を話すだけで、具体的なページ構成やコンテンツは、制作マン主体で提案し、まとめていく場合、企画料は大めに見積ります。規模にもよるのですが、ページ全体で30枚程度なら30万前後が相場でしょう。
画像系で料金をプラスする場合
ロゴ作成 | 3万円~5万円/点(1から作成し、Web以外にも転用する場合) |
写真撮影 | 1万円~3万円/点(デジカメではなくカメラマン使用の場合) |
動画・CG・イラスト作成 | 1万円~3万円/点 |
企業のWebを作る場合、ロゴや商品画像などの「素材」はあらかじめ準備されている事が一般的ですが、まれに「何も素材がない」ことがあります。この場合、画像制作にかかる手間が大きくなるので、プラス料金を加算します。イラストは、わかりやすくするための説明図を書く程度であればプラス料金はとりません。例えばキャラクターを書き起こす、ストーリー性のあるムービーを作る場合は別途見積りを行います。
依頼主が求めるデザインレベルを掴むには「こんなサイトにして欲しい」というサイトをいくつか挙げてもらうといいでしょう。
音楽系で料金をプラスする場合
効果音やムービーのBGMを作曲する場合は、別途料金を見積りましょう。現地録音やスタジオ使用、ナレーターを使用する場合は実費+αが必要になります。コンテンツライターで料金をプラスする場合
ライター費用 | 2~5万円/A4ページ |
商品について説明をする、社長のコメントを載せる程度のテキストなら、追加料金はとりません。例えばオリジナルのコラムやエッセーを書いて欲しい、用語集を作りたい、翻訳が必要といった場合に追加のテキストライティング料金を見積ります。