起業・会社設立のノウハウ/事業計画書・ビジネスプラン

参入障壁について考える(2ページ目)

起業を志す皆さんがこれから始めようとする業種はなんですか?どうしてその業種を選んだのでしょう?業種における参入障壁を理解することによって、今後勝ち残れるのかを考えてみましょう。

執筆者:日下 康幸

参入障壁とは何か?

Cigar
ライセンスで守られたビジネスは参入は不可能か?
参入障壁とは、ある業界に新規に参入しようとする会社にとって、参入を妨げる障害のことです。一般的には、既にその業界にいる企業が、
・圧倒的な規模を誇っている
・圧倒的に強いブランド力を持っている
・今更追いつけないほどの技術力を持っている
・法規制が強い
というような状態があげられます。
結局これらに真っ向勝負を仕掛けるためには、資金、時間、ライセンスというものが必要になるのです。

Softbankが携帯事業にライセンスを取得し参入しましたが、これはとてつもない多額の資本を有していたから。今から起業を考える皆さんには縁遠い話ですよね。

参入障壁のメリット
なかなか入り込めない業界というのは、一度入り込むと大きなメリットもあります。それは競争相手が出来にくいということです。
例えば、私の知人でキューバシガーの代理店をしている人がいます。日本では2名しか持っていないライセンスの1つを手に入れているのです。このライセンスは増えることはないので、当然新しいライバルは入ってきません。とはいえ、実際にはこんなすばらしい参入障壁を持ったビジネスを立ち上げることはなかなか出来ないと思います。正直、うらやましいとしか言いようがないので、現実的に考えていきましょう。

次のページでは現実的な起業と参入障壁の関係を考えます。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます