栄養士・管理栄養士は行動変容を導くスキルを求められている
コーチングは、職場や家族間、カウンセリングの場で、コミュニケーションをとるのに役立つスキル。 |
栄養士・管理栄養士は、食事のアドバイス、カウンセリングなど、人とかかわることが多い職業です。さらに栄養や食生活の知識を伝えるだけでなく、クライアントが行動変容していけるようにサポートすることも、大きな役割として求められているのですが……?
あくつさん:
信頼関係を築くのに、また未来の「なりたい自分」を描き、現状を知ってそのためには何が必要なのかを自らわかり、行動に移していけるよう促すために、「コーチング」を取りいれることは有効だと思いますよ。
普段の友人や家族との会話の中で練習しておいて、カウンセリングの現場で自然にできるようなるといいですね。
栄養士・管理栄養士の方々ご自身が、コーチングを受けてみることもおすすめですね。質問されることによって、心の中で起こる変化に気づくことは、質問する側になったときに生かせるのではないでしょうか。
ガイド:
コーチングによる行動変容スキルを身につけるには、どんなことから始めたらよいですか?
あくつさん:
傾聴と言葉のキャッチボールにより、クライアントとの信頼関係を築く「ラポールをかける」練習をしましょう。この基本を身につけてから、クライアントが自発的に「~したい」と行動できるように質問のスキルを取り入れます。
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