栄養士・管理栄養士はカウンセリングや食育の場でクライアントとコミュニケーションをとり、食意識、食行動の変容をサポートすることがもとめられています。それには栄養学の知識ではなくコミュニケーションスキルが必要です。今回は最近、食事カウンセリング、指導にも取り入れられているコーチングについて、パーソナルコーチとして個人のコーチングを行っている、あくつよしえさんに、どんなものなのか教えてもらいました。

コーチングとはどんなものですか?

あくつよしえさん
あくつよしえさん。パーソナルコーチとしてクライアントのコーチングを行っている。主宰するサロンLovely Placeではアロマセラピストとしてマッサージのコンサルテーションにコーチングを取り入れている。
ガイド:
最近「コーチング」を自分自身の向上に、また親子間や仕事関係、カウンセリングなどに取り入れられていますが、コーチングとはどんなものですか?

あくつよしえさん:
コーチングとはクライアントが目指す「どうなりたいか」の目標に向って、自発的な行動を促進するコミュニケーションスキルです。クライアントに対し、サポートする側を「コーチ」と言い、コーチはクライアントに寄り添い、承認・勇気付け・励ましなどによって、その人が望むゴールまで導き、送りとどけることが役目です。「コーチング」は、馬車という英語のCoachを語源とし、これには大切な人を目的地まで送りとどけるという意味があるのですよ。

ガイド:
コーチングはどう役立つものなのですか?

あくつさん:
ビジネス分野では人材育成や上司と部下の間、カウンセリングで、夫婦や親子関係、学校での先生と生徒間など、私たちを取り巻く人間関係の中でコミュニケーションをとるのに大いに役立つと思います。

わたしはパーソナルコーチ以外に、アロマセラピストとしてクライアントとお話しますが、「癒し」の提供だけでなく、コーチングスキルを応用してお客さまの心と体をほぐし、一歩前に踏み出していただくサポートをしています。

コーチングスキルの中に「傾聴する」という基本があります。傾聴とは相手に寄り添うように話を聴くことです。普段、会話の中で100%自分の話を聴いてもらえることは案外少ないので、クライアントは相手に「傾聴」されることで、話す行為によるデドックスができるのだと思います。それによって汗をかくことと同じように気分がすっきりしたり、受けとめてもらえた満足感や充実感が得られ、相手に対して信頼感をもてることにつながるのだと思いますね。


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