介護・福祉業界で働く・転職する/栄養士・管理栄養士の仕事

栄養士の仕事に生かすコーチング(2ページ目)

食事のカウンセリング、栄養指導の現場では、食意識・食行動の変容をサポートすることがもとめられています。今回はコミュニケーションスキルとして、最近よく取り入れられているコーチングについてご紹介します。

執筆者:大石 淳子

栄養士・管理栄養士は行動変容を導くスキルを求められている
コーチング
コーチングは、職場や家族間、カウンセリングの場で、コミュニケーションをとるのに役立つスキル。
ガイド:
栄養士・管理栄養士は、食事のアドバイス、カウンセリングなど、人とかかわることが多い職業です。さらに栄養や食生活の知識を伝えるだけでなく、クライアントが行動変容していけるようにサポートすることも、大きな役割として求められているのですが……?

あくつさん:
信頼関係を築くのに、また未来の「なりたい自分」を描き、現状を知ってそのためには何が必要なのかを自らわかり、行動に移していけるよう促すために、「コーチング」を取りいれることは有効だと思いますよ。

普段の友人や家族との会話の中で練習しておいて、カウンセリングの現場で自然にできるようなるといいですね。

栄養士・管理栄養士の方々ご自身が、コーチングを受けてみることもおすすめですね。質問されることによって、心の中で起こる変化に気づくことは、質問する側になったときに生かせるのではないでしょうか。

ガイド:
コーチングによる行動変容スキルを身につけるには、どんなことから始めたらよいですか?

あくつさん:
傾聴と言葉のキャッチボールにより、クライアントとの信頼関係を築く「ラポールをかける」練習をしましょう。この基本を身につけてから、クライアントが自発的に「~したい」と行動できるように質問のスキルを取り入れます。


次のページでは食事のカウンセリングや食育に役立つコーチングスキルについてです!

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます