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教授秘書から異文化企業の社長へ(4ページ目)

様々な国籍のスタッフが在籍する企業テンプスタッフ・ユニバーサルの社長野澤和世さん。社会に出て初めての仕事は医学部の教授秘書、英語も苦手だったという彼女が多国籍文化企業の社長になった道のりとは?

執筆者:柏木 梨花

とはいっても、同じ環境であってもチャンスを掴む人と掴まない人がいると思うのですが、その違いはなんでしょうか?
「チャレンジすることに抵抗感をもたないこと。それから全体をみることではないでしょうか。
私の場合は経営者である母の姿を見ていたので、このあたりは自然に身についたのだと思います。」


リスクは仕事のひとつ

「私はリスクはこなすべき仕事のひとつだと考えています。
リスクはあって当たり前。10%や20%のリスクなら片付けていけばいいのです。リスクを心配するよりもこなすことを考える。そして何をやるにしても収益性を考える。原理原則を常に意識することが大切だと思います。」

この姿勢があったからこそ、周囲の理解を得ることができ、そしてなにより「期待される人材」と思われたのではないでしょうか。
「常に新しいことに挑戦するのが好きで、始めたら始めたで成果が欲しくなる性格。」と自らを分析する野澤さん。
会社の経営というだけでも万人にできることではありませんが、野澤さんがマネージするのは5カ国もの社員が在籍するマルチカルチュアルな会社。
インターナショナルな環境でのビジネスのポイントとチャンスを手にする極意を次回お届けします。

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