座るのはトイレのまわりを汚さないため 45.8%
座って用をたす理由をグラフ化したのが図4です。見てお分かりのとおり、「まわりを汚さないため」という回答が半数近くにのぼります。松下電工では「掃除の手間が軽減される」ことを、「座りション」男性が増えている背景として挙げており、見方を変えれば、座ることによってこうした事象が解消されることを、男性人が悟り始めた結果とも言えるのかもしれません。
いずれにせよ、便器の縁に飛び散ったりトイレまわりにこぼしたりと、立ったままの小用にはそれだけ、トイレを汚す“素質”が内在していることを裏付けています。世の男性は、家族への気配りが必要となるでしょう。
そして最後は、トイレ購入時に重要となる要素(TOP10)の調査結果です。男子小用のトイレ事情とは直接、関係ありませんが、驚いたことに、ここでも掃除のしやすさが上位を占めています。どうやら、汚さないよう気を付けるのと同時に、汚れないトイレがあると奥様方には喜ばれるのでしょう。
1.いつも清潔に使えること
2.便器内部の掃除がしやすいこと
3.細かい部分の掃除がしやすいこと
4.便器外部の掃除がしやすいこと
5.水を使い過ぎないこと
6.温水洗浄便座の操作がしやすいこと
7.座り心地がいいこと
8.ニオイを取ってくれること
9.子供でも高齢者でも安心して使えること
10.スペース(場所)を取らないこと
たかがトイレ、されどトイレ……今回はトイレの奥深さを知るいいチャンスになりました。