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挑戦するのが怖いときに読むクスリ

何かに挑戦したいけど怖い、と思ったとき、読むクスリ。

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

社会人の大学・大学院というテーマでは、しばしば「新しいことに挑戦するのが怖い」という悩み相談が寄せられる。今回は挑戦が怖い人のための読むクスリ。

大きな山を作るためには

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砂で大きな山を作る方法を知っていますか?(写真提供元:フリー写真素材集
砂場や砂浜で、砂の山を作った思い出があるだろうか?
最初から大きな山を作るのは難しいが、ある方法で簡単に大きな山を作ることが出来る。その方法とは

1. まず小さい山を作る
2. その山の上部を崩して、平らな土台だけにする
3. 再び、その土台の上に砂を積んでいく


この繰り返し。


「これって人生に似てるよね」と留学先で出会った女性が教えてくれた。

大きな山をつくるためには、小さな山で満足しないこと。小さな山をキープしながら大きな山づくりに挑戦していけるならそれに越したことはないが、時には何かを手放さなければならないときもある。でも土台さえしっかりしていれば、山はいくらでも大きくすることができるかもしれない。


何もしなければ…何も起こらない


何もしなければ、何も起こらない。やりたいことが出来た時、初めて超えるべきハードルが出現する。その『ハードル』は、なりたい自分になるために必要な工程だと思えばいい。そしてそれを越えたときの自分を具体的にイメージすればするほど、ハードルは乗り越えられるようになると言う。

なりたい自分になるためだけでなく、現状をキープするためにもしばしば『ハードル』が出現する。同じように苦労してその『ハードル』を越えたとして、一方はなりたい自分になれるが、もう一方は現状のまま。どうせ越えるなら、なりたい自分に近づくための方がいいと思うが、どうだろうか。


人生は有限である

3週間続ければ一生が変わる表紙
3週間続ければ一生が変わる/ロビン・シャーマ著
私たちは無意識のうちに、おじいちゃん、おばあちゃんになるまで生きられると思ってしまうことがあるが、実は人生は有限であり、人生における時間は、人それぞれ決められている。つい最近、「3週間続ければ一生が変わる」という本を読んだが、その本の原題は"Who will cry when you die?"(あなたが死ぬ時、誰が泣いてくれますか?)というもの。

「死」を考えたとき、自然とやるべきことが見えてくる。やはり「あれをやりたかった」と時間が足りなくなってから後悔するよりは「やりたいことが全部出来て楽しくて幸せな人生だったなあ」と誰もが思いたいはずだ。人生は有限であると念頭に置いた上で、どんな人生を作っていくかを考えれば、今ある時間をなりたい自分に近づくための挑戦に費やせるのではないだろうか。

そして、どうしても挑戦するのが怖いなら、それは挑戦すべきではない何らかの理由があり、自分自身、それを察知しているのだろう。「挑戦しない」決断をするのも一つの選択肢だと思う。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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