キャリアは「将棋の差し手」

戦略コンサルタントはキャリアも戦略的
先日、著名な戦略コンサルタントを取材しました。

戦略コンサルタントとは、競合他社にいかに勝つかという「戦い方」を指南するのがお仕事。常に「敵」を見据え、ダシ抜く方法を考え抜きます。キャリアプランにも一家言ある戦略コンサルタントが、「キャリアの積み方のヒント」をアドバイスしてくれました。

それを要約すると

「理詰めで考える左脳的な思考と、クリエイティブな発想ができる右脳的思考を繰り返せ!」

というご意見でした。

基本的にキャリアは積み重ねるもの。例えばITエンジニアであれば、プログラマからシステムエンジニアになり、プロジェクトマネジャーを目指す、といった“直線的な”キャリアプランが存在します。

しかし、これはやや「左脳的な発想」に偏っているかもしれません。

そうではなく、途中で「もっとお客さんのことを知りたい」といって、「エンジニア」から「営業」に移ったり、ビジネスを志向して「経営者」を目指すという手だってあるんです。

これは本人の情熱や意思による「右脳的な発想」によるものです。

この2つの発想を交互に繰り返した結果、自分が目指すべきキャリアが明らかになり、新たな道も開けるのです。

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プロ棋士の将棋とキャリア

“定石”を打ち破れ! 
これは「プロ棋士の将棋」にも似ているのだそうです。プロ棋士同士の将棋は、素人の将棋のように「こう打つと相手はこう打ってくるから、ではこう打つ―――」といった“詰め将棋”のように試合が進行するのではありません。

むしろ、そうした“定石”といわれる手を打ち破り、さらに自分が有利になる展開に誘導することに勝敗が決まるのです。

“定石”が左脳的な思考だとすれば、試合中の「ヒラメキ」「アイデア」のようなものが、右脳的な思考です。右脳と左脳、どちらも一定レベル以上でなければ、プロの将棋は勝ち残れません。

決してキャリアと将棋は同じではありませんが、キャリア相談を受けていると「~するには、~しなければならない―――」といった左脳的な思考で考える人が多いように感じます。時には、自分の「気持ち」や「思い」に正直になることも大切ではないでしょうか。

>一流の人には“芸風”がある!