積極的に転入を受け入れる大学院
社会人にも通いやすい平日夜間授業、最短1年で専門職学位が取得できるデジタルハリウッド大学大学院 |
「このような流れの中で、これまでであれば全く無関係であったような分野との人材交流は今後ますます盛んになると思われ、世界的にも他に類を見ないデジタルコンテンツ分野の修士号を取得できる本学の責任もまた日々大きくなっていると自覚している。そのため、他大学からの転学や単位認定においては積極的に受けいれていく所存である」
と語る。
デジタルハリウッド大学院の修了単位数は40単位で、転入後は、40単位から認定された単位を引いたものが必要修了単位数となる。なお転入前の取得単位数は最高10単位まで認められる。選抜試験は、先の関西学院大学と同様、面接のみ。異分野からの転入を積極的に受け入れる点を高く評価したい。やはりこれから大学・大学院が生き残っていくには、常識や慣習にとらわれない柔軟な姿勢も必要だろう。
大学院の編入はまだ手探り状態
大学院編入の情報は乏しく、公開しているところも少ない。先に紹介した事例のように、協定を結んでいる学校間でのみ編入が出来るというところや、編入を積極的に受け入れるものの、専攻が変わってしまう可能性がある学校、さらに学則上は受け入れ可能だが制度化していないため、詳細な情報を公開しない、という大学院もある。現時点では、各志望大学院に受け入れ可能かどうか、尋ねてみるしかないと言う結論に至った。相談者の研究内容を引き受けてくれる指導教授が見つかれば、大学院転入も不可能ではない。取得済単位をどのくらい認定してもらえるかは、各受け入れ先のルール、あるいは交渉次第だろう。今後も大学院編入については引き続き情報収集し、提供していきたいと思う。
【関連記事】
・大学院の実態
・大学を卒業せずに学士を取る方法
・4年制専門学校卒も大学院入学可能に!
・学歴を変えよう!大学中退からの脱出!
・博士のフリーター化を防げ!院生の就職支援
・社会人大学院生2年生の悩み~自立するには?