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デパ地下、ホテイチの次は『駅ナカ』?! 今話題の『駅ナカ』って何?(2ページ目)

駅のなかの商業スペースのこと?ピンポン正解です。でも、ただキオスクがあるだけではありません。そこには驚くべき変貌が。最新事例から駅ナカ成功の秘訣を探ります。

執筆者:桑畑 穣太郎

2. 一人でできる小さな買い物



JR恵比寿駅。22:00。スタイルスーパー「成城石井」には、レジ待ちの行列ができていました。このスーパーは特に惣菜やお酒類が充実しており、夜食を求める単身のビジネスマンを中心に店内はかなり混みあいます。

また駅ナカにある焼酎専門店では、お気に入りの1本をじっくり見極めるビジネスマンの姿が目立ちます。そしてレンタルビデオ店。夜の帰宅途中でも人の往来が盛んな駅ナカだけに、女性でも安心して借りられるのだそうです。

駅ナカでは、遅くまで開いている書店や雑貨屋さん・花屋さんも増えており、同様の効果をあげています。あと見逃せないのは「終電間際のお土産タイム」。最近はベーグルなどもお土産の対象となっているようです。


3つの時間帯を狙え!

駅ナカは、どうやら一人のシーンが最も似合うようです。となると駅ナカが、デパ地下やホテイチと最も違うのは、ピークとなる時間帯ではないでしょうか。

駅ナカは、数人で立ち寄るランチの時間帯というよりは、一人で行動する『朝』『何も予定がないアフター6』、さらには『残業帰りか、飲んだ後の終電間際』といった時間帯が想定できます。これらの時間帯は、盲点だったのかもしれません。

この3つの時間帯にフォーカスして、一人でもより気軽に気持ちよく立ち寄れる雰囲気を演出できれば、来店確率は高まることでしょう。今後の駅ナカに注目です!


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