● いきいきしている表情が一番の証!
マーケティングとは、「いきいきとしている表情」をこの世に多く存在させるためにあるのだろう。
先日、Parco.TVの代表取締役社長の松井 和哉さんとお話をさせていただいたときにそう感じた。
松井さんはいった。
「たとえ、金髪であろうが何であろうが、その人の表情がいきいきとしているかどうかが大切なのではないか?」
Parco.TV。この革新的なサイトを一度みて、何かを感じていただきたい。
● かっこいい普通人
「常に楽しい生き方を提示できる存在でありたい」
松井さんはそういった。
ヒトは常に夢と希望を持ちながら、自らにとって”楽しい生き方”をスタイルとして表現し続けたい生き物だと私も思う。
だからこそ、いつの世にでも、先駆者という存在は不可欠だ。
マス・メディアからインターネットへの急速な変化をとげるなか、タレントでも文化人でもない「かっこいい普通人」が先駆者として身近に存在することに私たちは気づきつつある。
いろいろなヒトが醸し出すかっこよさに共感し、自分のスタイルにとりいれ、拡張する自分でありつづける。
21世紀は、そんなことがよりたやすくできる時代となったのだ。
各々のスタイルを尊重しあいながら、拡張しあう素敵な世紀に。
● 20世紀のマーケティング
マーケティングの4Pということが度々いわれている。
1.products 製品・サービス・知的所有権など
2.place 販売手段・チャネルなど
3.promotion 販売促進・コミュニケーションなど
4.price 価格
マッカーシーが明らかにし、コトラー氏という世界的にも有名な教授も言及している概念である。
コトラー氏自身は、自ら作り上げた4Pの概念を時代に合わせて高度化し素晴らしい見識を持ち続けている。実際に講演を聞いてそう感じた。
彼は「戦略的マーケティング」という著書で既に4Pから進化した4Cの概念を
提唱している。
http://www.storeclinic.co.jp/omise/mkg.htm
<情報提供:shouriさん>
しかし、多くの場合コトラー氏のいわんとする本質は歪曲化されている。
「モノ起点のマーケティング」もしくは「モノやサービスの需要と供給のマーケティング」それが歪曲化された4Pの概念なのだ。
マーケティングがこんなことで良いのだろうか?
これを読んでいる皆さんはどう思われるか?
モノを売るという発想で、いつになったら生活者が「いきいきとした表情」に変わるというのだろうか。
私にとっては非常に疑問である。