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素敵な21世紀の到来です! マーケティングとは感動哲学(2ページ目)

マーケティングは「ヒトの心を動かすこと」と表明している私ですが、最近それよりも、もう一歩踏み込んだ考えに至りました。その理由は21世紀のヒトの生き方にあったのです。

執筆者:桑畑 穣太郎

マーケティングとは感動哲学

今の世の中(特に日本)には、まだ「役者」が足りないのではないか?

漠然とそんなことを思う。

マーケティングとは「いきいきとした表情」で毎日を過ごし、自分のスタイルを拡張する ”日常役者”を創り出すものであるべきだ。

だから、モノやサービスにこめる「人間性・文化性・感動性」にこだわらなければいけない。
「目に見えるカタチのある夢・感動財」を創るべきだ。

マーケティングとは感動哲学であるべきなのだ。

再生紙のトイレットペーパーでも感動は提供できる

拭き心地でいえば再生紙を使用したトイレットペーパーは不利かもしれない。

それならば、なぜ、再生紙にこだわるかを、商品の哲学として表明すればいい。
世界の森林が伐採され、地球温暖化にも影響が及んでいる背景を考えれば、再生紙にこだわることは大変誇れる哲学なのだ。

実際にどのようなプロセスで紙を再生したかをパッケージに堂々と記せばいい。
哲学がカタチとなって使うヒトに見えてくる。
更に、商品哲学に関わるNPOなどの活動への支援・連携を表明すれば、その哲学は拡張されるではないか!

使うたびに感じることのできる「環境市民としての実感」

拭き心地の悪いモノは、使うヒトの知性に訴える感動へと様変わりする。

想いに正直であることの素晴らしさ

スターバックスコーヒーの偉いヒトはいった。
「自分たちはブランドをつくるなんて考えたこともなかった」と。

ただ、「コーヒー好きを魅了するものを提供したかっただけだ」と。

その想いは、顧客や従業員の様子に染み出ている。

単に禁煙というわけではなく、「コーヒーの香りを大切したいから、禁煙。」

その想いが誇れるものであれば、堂々と表明し、愚直なまでに貫こう。
きっと顧客や社会は、あなたに感動を返してくれる。

今、あなたが取り組んでいるマーケティングは、想い半ばにしてテクニカルなモノを売るための手法にとどまってはいないだろうか?

時代はもう21世紀である。
もっと感動したい生活者を「日常役者」にするマーケティングで私は皆さんとご一緒したい!

関連リンク:【コラム】マーケティングとは?
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