ヤフー(Yahoo)が提供する株主価値

インターネット検索エンジンの代表格「ヤフー」は、昨今のIT株暴落の影響を受けてはいるものの、2001年9月21日現在でも、1株当たり200万円付近という株価で推移しています。

インターネット検索エンジンは、他にも様々なものがあり、ヤフーは機能面で勝る部分もありますが、場合によっては他の検索エンジンが上回る場合も多く、一概に「どれが一番使える検索エンジンか?」ということは評価できない状況にあります。

ただし、インターネットを使っている人に「検索エンジンといえば、何を想起しますか?」と尋ねると多くの人々が「ヤフー」と答えます。

ヤフーは顧客のアタマのなかに他の検索エンジンを圧倒する存在感を植え付けることに成功したのです。顧客がブランドとして認めたのです。
機能以上にブランドとして認められたヤフーは、その後のネットビジネス展開もスムースに進めていける素地を持つことができたわけです。

そのことは投資家も見逃していません。

今の株価は、ヤフーのインターネット上のブランド価値に対する評価であり、結果としてヤフーは自らのブランド価値を高めたことで、株価を上げることに成功したのです。

結局、ブランドって何?

ブランドとは個々のアタマに拡がる「○○らしさ」です。

ブランドは、顧客・従業員・株主などに誇りや夢を与え、企業にも継続的な収益をもたらしてくれる価格を超えた“価値そのもの”なのです。


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