寝ている間に自動炊飯
また任意の時間にスイッチをONにするタイマースイッチも併売され、寝ている間に確実にごはんを炊いてくれるものが生まれた。朝の忙しい主婦に好評を得て発売当初から売り切れ店が続出、1960年には全家庭の約半数にまで普及したという。東南アジアや世界の日系人の間でも「オートマチック・ライス・クッカー」の名で好評を博し、日本発の世界的発明となった。これにより家庭の主婦に時間の余裕ができ、自己啓発に励んだり女性解放への動きが加速したりと台所以外へも影響が波及した。
1972 年に保温機器機能のついた電子ジャー炊飯器が発売され、1979 年から洗米後の浸漬や火加減も管理してくれる、マイコン搭載の電子ジャー炊飯器が登場する。1988 年には高い加熱の得られる電磁誘導加熱のIH ジャー炊飯器が発売された。
1990年以降、毎年600万台~700万台の間で、国内出荷台数の実績を示している、国内製造の安定商品といえ、次の世代に伝えられる、このような日本独自の商品の出現が期待される。
<関連リンク集>
東芝科学館
http://kagakukan.toshiba.co.jp/index_j.html
実用化途上の新技術
http://allabout.co.jp/career/invention/
アイデアの発想法
http://allabout.co.jp/career/invention/subject/