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無名の技術者がノーベル賞級の大発明、中村修二氏の功績(3ページ目)

今回は高額の特許訴訟で話題を読んだ中村修二氏にフォーカスし、青色発光ダイオード開発までの苦労話に迫りたい。人に教えるのは苦手、やりたいのはモノを作ることの思いから、当初は米国企業への転職を考える。

執筆者:木村 勝己


国際研究チームの成果

ノーベル賞級大発明を可能にした世界のナカムラ・マジック詳細・購入はamazonへ!現在も精力的に研究は続けられている。カリフォルニア大や東京理科大、筑波大、科学技術振興機構による国際研究チームの中心メンバーとして活躍している。2005年10月には新しい窒化ガリウム半導体結晶の作成に成功している。極めて明るい青色発光素子として、照明装置や自動車のヘッドライトなどへの用途が期待される。

青色発光ダイオードの発明について中村修二氏は次のように言っている。
「この快挙とも言える成功の原動力になったのは、きわめて単純なことの積み重ねであったのだ。結局、最後に勝つのは徹底して考え抜いた末に生まれる“独創性”と最後までやり抜く“粘り”を持った人間だ。この両輪をなくして、大きな夢を実現させることはできない。」(考える力やり抜く力私の方法:三笠書房より)

中村氏の“独創性”と“粘り”、エジソンの名言の“1%の閃き”と“99%の努力”。大きな成功を成し得た人からでた共通の思いである。この言葉の意味をどこまで体で感じ取れるかが、開発成功の要因といえるのではないだろうか。


<関連リンク集>

ノーベル賞級の特許訴訟! 青色発光ダイオードの特許権は? http://allabout.co.jp/career/invention/closeup/CU20010905/index.htm

青色発光ダイオードの訴訟が企業の意識を変える! 企業価値を決める知的財産 http://allabout.co.jp/career/invention/closeup/CU20050114A/index.htm
中村修二氏の職務発明訴訟に高額判決出る! 青色LED訴訟、200億円の判決 http://allabout.co.jp/career/invention/closeup/CU20040201A/index.htm
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