知的財産が企業価値を大きく左右する時代になってきている。特許や著作権に担保価値が認められる中、会社経営においてこの無形資産への対応の違いが、企業の評価に大きく関わってくる。

企業価値は有形資産と無形資産で構成されるが、2010年には企業価値に占める無形資産の割合が80%に達するとの報告も出ている。

マイクロソフト社の企業価値

 

マイクロソフト社の企業価値と特許取得件数の推移データの出典:LESI GuideLicensing Best Practices


マイクロソフト社の企業価値は、Windows95が発売された1995年から急激に上がっている。この上昇カーブは同社の米国での特許登録件数の伸びと、非常に相関のあるカーブを描いている。

1999年の同社の市場価格は約6000億ドルであるが、純資産は約300億ドルである。米国企業の企業価値に占める無形資産の割合は、アーサDリトルの報告によると2000年に70%になっている。

またハーバード大学のロバート・カプラン教授の調査では、1999年に85%が無形資産が占めるという結果が出ている。

そして次ページのように企業の決算報告にみる特許料収入の額は大きい。