偽札の発見枚数は28,562枚!?
これは今年6月までの偽札発見枚数から、2004年全体の発見枚数を予測した数字(日銀)である。警察庁によると、1998年の偽札発見枚数は807枚であったが、2002年は20,211枚と急増している。

この中には、自動販売機や両替機で識別できないなど、高度な技術を駆使した偽札が増えてきたこともあり、このまま放置できない状態になっていた。

新札がついに発行される

画像
新しいデザインによる新5千円札。初めての女性肖像画が採用された。
(写真:財務省)

 

このような中、11月1日についに新札が発行された。日本銀行は1万円、5千円、千円の各紙幣を20年ぶりに一新、新しいデザインによるこの3種類のお札(日本銀行券)を発行した。2000年7月に発行された2千円札は現在のまま変更はない。

2年程度で旧札との入れ替えを進める予定であるが、旧札も引き続き使えるとのことである。新札発行のタイミングで預金を封鎖することによって、国民の財産を把握し、その財産に対して財産税という税金をかける預金封鎖が話題になったが、ひとまず安心ということだろう。

世界最先端の偽造防止技術

今回の新紙幣には、前記のように急増している紙幣偽造に歯止めをかけるべく、世界最先端の偽造防止技術を駆使していることが特徴だ。

日銀によると偽造防止の考え方として、次の3つにポイントを置き研究を進めてきたようである。

1.パソコン関連機器による偽造券の作成を困難にする。
2.現金取扱機器の検知能力強化に資する。
3.視覚による偽造券の発見を容易にする。

そして次ページのような肖像画のデザイン変更となった。