マーケティング/マーケティング事例

一獲千金?申込殺到のタコ箱オーナーとは?(2ページ目)

今マスメディアで話題になっているタコ箱オーナー制度。一獲千金を狙って数少ない権利に多くの応募が殺到しています。果たしてタコ箱オーナー制度とは?そしてどの位儲かるものなのか?真相をお伝えします!

安部 徹也

執筆者:安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶガイド

「タコ箱漁オーナー2007」は至れり尽くせりのイベント

タコ箱漁オーナー2007
たとえタコが獲れなくても残念賞は北海道の海の幸!
捕獲されたタコはすぐにオーナー番号が付けられたネット袋に入れられて発送日まで生簀に入れられます。新鮮なうちに手に入れたいということであれば直接漁港に取りに行くこともできますし、それ以外は“生”のまま、もしくは発送日当日に浜茹でにされてクール便で各オーナーに送られます。(タコの発送費用は回数にかかわらずイベント主催者負担。)そして運よくタコを何匹もゲットしたオーナーには二匹目から甘エビやホタテなど他の北海道ならでは新鮮な水産品と交換する権利も与えられ、“タコばかりで飽きた”という贅沢な悩みからも解消されます。

また、運が悪ければ5回引き上げても全く入っていないという可能性もありますが、そんな場合も残念賞として北海道特産の水産物が用意されていますので、念願のタコは手にできなくとも落胆することはなさそうです。

「タコ箱漁オーナー2007」に殺到する応募!

この「タコ箱漁オーナー2007」は5月7日に1箱5000円で50口の応募を募ったところ、わずか2日間で全国から4000件以上の応募が殺到。急遽100口に増やしましたが、5月11日には応募が1万5千件程に達するなど締切の5月27日までどの位の応募が来るのか予測がつかない事態になっています。

また、タコ箱オーナーの抽選は応募者を100人ごとに番号分けを行い、同じ番号のタコ箱を円形の生簀に沈めます。その生簀にタコを入れるとタコはいずれ生簀の中の一つのタコ箱に潜り込みますから、タコが入ったタコ箱の番号が当選番号になる仕組みです。イベントの主催者はこれを世界初のタコルーレットと名付けて、このイベントのワクワク感を高めています。今のままでいくと恐らく2万人以上の応募が殺到するでしょうから、タコルーレットは200個以上のタコ箱を大きな生簀に沈めて開催する大掛かりなイベントになりそうですね。

続いては、この異常な人気を呼んでいる「タコ箱漁オーナー2007」のビジネスモデルを分析。そうすると、不安定な売上を安定化させるヒントが!次ページへお進み下さい!
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