通勤電車でマーケティングガイドを襲った予想だにしなかった悲劇とは?
通勤電車で私を襲った悲劇とは? |
そう、あの日は朝から何となく嫌な予感がしていた。虫の知らせとでもいうものだろうか・・・
毎朝日課になっている“朝シャン”を終え、髪のセットを行うと、どうも決まり具合が気に食わない。髪のセットが決まらないと1日を気持ちよくスタートできない私は少々時間をかけて、髪をセットし直した。
ふと傍らの時計に目を遣ると、既に出勤予定時刻を過ぎること数分。
“やばい!このままでは通勤電車に遅れてしまう!”
バタバタと身支度を整えると、全速力で駅に向かっていった。息を切らしながら、駅の改札に到着すると、丁度電車がホームに入ってくるところだった。
改札を抜けて急いで階段を駆け上がり、そして今度はホームに通じる階段を転げるようにして一気に駆け下りると丁度ホームでは電車の扉が開くところであった。
“いつもの車両まで辿り着くには時間的な余裕がないな。”
そのように感じた私はいつもとは違う車両に乗り込んでほっと一息ついた。そう、周りから浴びせられる奇異の目に気付かずに・・・
“さあ、鞄を網棚に載せて新聞でも読むか”と思った瞬間、隣の若い女性が私に何か話しかけてきた。
“いやー、髪をちゃんとセットしてきてよかったな。朝はなんだか嫌な予感がしてたけど、やっぱり髪の調子のいい日にはいいことが起こるもんだ。しかし、俺も有名になったもんだな。電車の中で声をかけられるなんて。サインを求められたらどうしよう・・・”
などという下らないことを考えながら、走って乱れた髪型とスーツを整えようとしていた私であったが、次の瞬間身の毛もよだつほどの出来事が襲って来ようとはその時知る由も無かった。
果たして私を襲った身の毛もよだつほどの出来事とは?そして、その出来事とマーケティングの関わりとは?真相は次ページで明らかに!