ドリーは体細胞クローン

従来も良質の家畜を得るためにクローニングが行われているが、それは受精卵クローンと呼ばれる方法で、100%遺伝子情報を引き継ぐものでないとのことだ。メンデルの法則に従うため、確立論が入ってくるようだ。

羊の乳腺細胞をもとに生まれたドリーは、体細胞クローンとよばれ、同じ遺伝子情報をもった個体のコピーが可能になることで、話題になっている。

人格形成には環境が作用

人間をはじめ哺乳類は両親の遺伝子を受け継いで生まれてくるが、その組み合わせにより、兄弟でも異なった遺伝的特徴を持っている。

しかしクローン技術は、同じ親から生み出された子同士は、ほとんど同じ遺伝的特徴を持つものであり、同じ遺伝子の生物のコピーが出来る。

ただ今回のクローン人間といっても、まったく同じ人間が出来るわけではないようだ。遺伝子的資質は同じであるが、人格や知識は後から作られるものだからである。

生命倫理上の検討も、良い方向に議論が進めばいいと願うばかりである。

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