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バリアフリーデザインからユニバーサルデザインへ アイデアで築けバリアフリー社会

シャンプーやテレホンカードにみる、バリアフリー商品の本質。それは障害者だけでなく健常者にも優しい共用品なのだ!いまアイデアが求められている、全ての人が快適に暮らせる社会のために!

執筆者:木村 勝己

日本は高齢化社会に入っている。2015年の高齢者人口は、4人に1人の割合になるとの予想だ。

このような中で、快適な暮しが出来る社会システムの構築や、商品の開発が益々必要になってくる。それは高齢者だけでなく、障害者や健常者を含めた全ての人が快適に暮らせる社会である。

バリアフリー(barrier free)とは、さえぎるもの、障壁がないことであり、特に高齢者や身体障害者にも使いやすい商品の提供や、社会インフラの提供の推進を指すものである。



≪缶ビール容器にあるアルコール飲料とメーカー表示の突起≫


1974年、国連障害者生活環境専門家会議が提出した報告書に、“バリアフリーデザイン”というタイトルが使われており、一般的に使われるようになった。

最初は、建物や街並みの段差解消や使いやすい商品の開発など、物理的障壁の除去といった意味合いが大きかったが、最近は障害のある人の社会参加の障壁となっている社会制度の見直しや、“心のバリアフリー”や“情報のバリアフリー”といったように、心理的、ソフト的な障壁の除去にも力が注がれてきている。

これらのバリアは大きくは次の4つに分類されるようだ。
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