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ユニークなアイデア商品化シリーズ ネーミングの勝利!ごきぶり退治

世の中には楽しい発明品がなんと多いことだろう。害虫の駆除商品もその例外ではない。今回はネーミングの勝利ともいえる“ごきぶりホイホイ”のアイデアの紹介だ!

執筆者:木村 勝己

世の中にはユニークな発明品がなんと多いことだろう。思わず微笑んでしまうもの、感心させられるものと、見るだけでも楽しいものだ。これらを参考に発想を広げると楽しい。

今回は、これからの夏本番に向かって活発になる“ごきぶり”に関する発明品の紹介である。大きなヒット商品となったが、これは個人の発明なのだ!

《ごきぶりホイホイ》

ちょろちょろと歩いているのを見るだけで、悲鳴を上げる人がいるほどの嫌われものの、ごきぶりに関するヒット商品である。商品名は皆さんご存知の“ごきぶりホイホイ”だ。これはアイデアも面白いが、ネーミングの勝利といっても良いのかも知れない。


≪ごきぶりホイホイ≫


ごきぶり取のアイデアは、発案者がサラリーマンを定年退職した、アマチュア発明家であったことでも話題になった商品だ。このアイデアをアース製薬に持ち込み、本格的な開発が進められたのである。

当初は粘着剤がチューブに入っており、消費者が自分で塗るというタイプであった。粘着シートタイプはその後開発されたものであり、だいぶ組み立てやすくなっている。

この商品の原形はトリモチやハエとり紙にあったようだ。最近見ることは殆どないが、ハエとり紙はネバネバの付いた紙テープであり、これを天井から吊るしておくと、ハエが止まりくっついて逃げられなくなるものである。

しかしこのまま利用してもごきぶり退治には不十分である。それには次のものが必要なのであった。
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