▼ユニークなアイデア商品化シリーズのパート1~4はこちらから!
●パート1(曇らない鏡さん!世界で一番は誰?)
●パート2(ブラジャーは記憶合金がお好き?)
●パート3(どこでも聞きたい!ウォークマン)
●パート4(お菓子から生まれたの?カイロ)
20世紀の日本の発明ベストテンに入る、発明品の特徴を探ってみよう。そこには発想のヒントがいっぱいだ。
《カップヌードル》
インスタントラーメンの第1号は、皆さんご存知の日清食品「チキンラーメン」である。箸とドンブリとお湯さえあれば、いつでもどこでも食べられると、インスタントの代名詞の感がある。これは40年たった今でもまだ販売されている大ヒット商品である。
≪カップヌードル≫
カップヌードルの登場は、インスタントラーメンの第1号販売から13年後のことである。これも日清食品からの発売であった。日本だけでなく世界の食文化をも変えた発明品であるが、この商品化に至るまでの開発には問題点も多く、それに対する大きな挑戦があったようだ。
=販売の国際展開=
インスタントラーメンの第1号であるチキンラーメンの成功後、他メーカーの参入も加わった販売競争の激化は、すぐに消費者の需要を満たすまでに成長した。そんな折、生産縮小にまで追い込まれた日清食品が考えたのが、販売の国際展開であった。