リアクションのお手本
では、リアクション上手のお手本は、どこに探したらよいでしょうか。「言語」と、「表情およびジェスチャー」の2つのお手本についてご紹介します。
●言語(言葉の選び方や声のトーン)のお手本
なんと言ってもラジオDJ。番組にゲストを呼んで話を聞くとき、DJが黙りぱなしだったら、どうでしょうか?聞いているリスナーは、不安になりますよね。リスナーだけでなく、話し手(=ゲスト)にとっても同じことなんです。商談においてあなたがリアクション不足であるせいで、同じような不安をあなたもお客様に与えてしまっているかもしれません。
音楽番組なら人気ミュージシャンが、知的番組なら知識人がゲストで登場しています。自分の興味のある分野から聞き始めて、できれば経済を扱う番組までたどり着きましょう。ビジネスシーンで生かしやすい会話がなされているはずです。DJの巧みなあいづちに耳を傾けてみてください。映像がない分、あなたの意識も音声に集中できるため、言語リアクションのお手本としてぴったりです。
●表情・ジェスチャーのお手本
こっちはテレビのバラエティ番組がお勧め。バラエティに出ている女性は、特に表情豊かですね。笑顔が多いのも魅力のポイントです。是非真似したいものです。
私が個人的に好きなのは、明石家さんまさん。上体や両腕を大きく動かすリアクションは、仮に音声をオフしていても楽しめるのではないでしょうか?さんまさんのトークレベルの高さは周知の事実ですが、正確に言えば、話す内容(言語)だけでなく、表情やジェスチャーの見事さも影響しているのです。
さんまさんの番組を、リアクション観察の視点で見れば、ゲストの話を弾ませるのにいかに貢献しているか、すぐお分かりいただけるでしょう。 ただ、ビジネスシーンではちょっとやりすぎかもしれませんが・・。
もちろん、これらのリアクション研究成果は、あなたの日常全てで実施してみてください。恋人の話を聞くとき、友人と飲み語らうときにも実践すれば、営業成績だけでなく、プライベートにも実りがあるはずです。
レッツ、トライ!
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