遠ざけられる人にならないために
ここまで挙げた3つは、あくまでサンプルです。もちろん、これら3つについて気をつけるだけでも効果はあるでしょうが、全てのシーンをカバーすることは難しいです。
では、どうしたらよいでしょうか?もう少し包括的に見てみましょう。ウィル・シュッツという心理学者が人間の自尊心を3つに分類しています。
・ 自己有能感(自分は有能である)
・ 自己重要感(自分には価値がある)
・ 自己好感(自分は愛されている)
ちょうど、この3つと上で挙げた3つのサンプルが対応します。「でも…」と、自分の言うことを否定されることで、自己有能感を傷つけられる。否定されるのは、「あなたの言っていることは間違っている」というメッセージですから、そうなりますよね。
話をさえぎられることで、自己重要感を傷つけられる。さえぎられると、「あなたの話は、続きを聞く価値がない」と言われたように感じてしまいますよね。
仏頂面で話されると、自己好感が傷つく。誰だって、笑顔で話されて、自分は好かれていると思いたいものです。
言い換えれば、相手の『自己有能感』『自己重要感』『自己好感』を傷つけないように気をつければ、遠ざけられる人になるのを防ぐことができると言えないでしょうか?それどころか、相手の『自己有能感』『自己重要感』『自己好感』を満たしてあげるような行動をとれば、あなたはもっと好かれるはずです。
この3つの感は、人間の根本的なもの。営業などのビジネスシーンだけでなく、日常の私生活でもそのまま当てはまるものですよ。日ごろから心がけましょう。まわりの方との関係が大きく変わってきますよ!
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