ユーモアをビジネスに活かす
ユーモアでお客をクスっと笑わせよう |
営業の現場で、なかなかお客さんとの距離が縮まらない。どうにも商談の現場が堅すぎる雰囲気だ。そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
セールスの研修をやるなかで、よく聞くのが「世間話が苦手だ」という現場の声。商談の場に流れる緊張感のなか、ついつい訪れる沈黙…。なんともいづらい感じですね。
そんなときに、うまくユーモアを活かすができれば、すごく良いと思いませんか?適切なユーモアは、コミュニケーションを円滑にする働きがあります。互いにリラックスして、話も進むかも。お客さんとの間の心理的な壁を取り払ってくれる効果も。
「お客さんにユーモアを言うだなんて、そんなリスキーなことはできない!」という声もよく聞きますが、いくつかポイントを押さえれば、かなり失敗なくユーモアを用いることが出来ます。
ビジネスに適したユーモアの切り口とは?
一概にユーモアと言っても、様々なタイプがあります。その1つのタイプが、『緊張の緩和』というもの。
昔聞いた落語の中で、故・桂枝雀氏が言っていたのが、「笑いとは緊張の緩和である」という一言でした。緊張した空気の中で、その緊張を解くようなことがあれば、それが『お箸がこけた』のですら、おかしい。
そこには、大きなパフォーマンスも必要なければ、「なるほど!」と手を打つような知的なネタも必要ないのです。もちろん、そういったパターンのユニークさも見せられれば、それにこしたことはありません。でも、仕掛けが大掛かりになればなるほど、笑いとしてスベる恐れが大きくなっていくことにご注意を!