カバンにプチ作業をいれておこう
こんなときに、やるべき作業をあらかじめ用意しておくのが良い方法です。
でも、カバンの中に入っているのが、営業用の資料だけだとしたら、こんなときに作業をおこなうことができません。
例えばちょっと喫茶店にはいったときに、電車の中ですわれたときに、少しだけでもすすめられる業務が、すぐにカバンのなかから取り出せることが重要です。
しかし、こういう場合、じっくり腰をすえてやる類の頭脳労働は向きませんよね。頭はつかわずに、手だけを動かすのに近い作業。それでいて、ひとつひとつに時間のかからない作業。いわばプチ業務。前回のマトリクスでいうならば、おそらくAかCに入るはずです。
例えば、交通費の清算とか、お客さんに送る請求書の発送処理などは、この領域にはいるのでしょうね。
スキマ時間活用=スキマ時間以外の有効活用
自分の持っている作業のなかで、どういったものが、カバンに入れておきやすいかを、まずは考えてみましょう。そしたら、それらの作業は、スキマ時間以外ではやらないことに決めてしまいます。「交通費の清算は事務所ではやらないぞ!」といった具合に。
そうしないと、結局それらの『スキマ時間でもやれる作業』が時間を圧迫して、ほかのやるべき作業に時間を割けなくなってしまいます。
要は、作業ごとでどの時間帯をつかうかを完全に分離するということですね。
ゴルファーがショットによってクラブを使い分けるように、適切な時間に適切な業務を割り当てましょう。
うまくやれば、時間効率は相当高まるはずです。
■関連サイト