スキマ時間の有効活用とは |
この営業マンの時間管理シリーズ、前回のコラムで、「優先度・緊急度で仕事のパワー配分を変えよう」ということを述べました。
営業マンの仕事は、優先度・緊急度が低かろうと何だろうと、まったくしないわけにはいかないものがあります。やらなくてはいけないんだけど、そのパワーのかけ方の工夫はできるといったことを述べたのでした。
しかし、実際は全くやらなくしてしまうことができる作業もある。重要度ゼロの仕事、俗に言う『ムダな作業』というやつです。
どれだけ効率的に仕事をすすめようと思っても、ムダは完全にはなくならないもの。いままで「ムダをなくそう」という観点で、効率化につとめたことがなければ、なおさらのことです。
ここでは、営業マンに多く見られる、ムダとそのつぶしかたについて、シリーズで見ていきましょう。
すきま時間をムダに使っていませんか?
午前の営業アポを終えて、お昼ごはんをはさんで2件目にと思ったら、向こうの担当者さんから電話が。
「すみません、急な出張が入ってしまいまして、今日のアポをキャンセルさせてもらえませんか?」
こういうことは、営業マンならば、たまに見られるシーンでしょう。急に時間が余ってしまったけど、とくにやる作業もない。いったん会社に戻るにしても、時間のロスが多い。結局、喫茶店で時間をつぶすことに。
これでは、効率的な時間の使い方とは言えませんよね。また、うえの例のように、「急にぽっかりとあいてしまった時間」というのもそうですが、それ以外にもうまく使えていない時間はいたるところにあるものです。アポが予定通りでも、ちょっと早く着いてしまったとか。